2019/02/24 20:30


昨日アンティークの新商品をお店に並べたところ、早速ひとつご注文が入りました。
しかもリピートで買ってくださったお客様…!
本当にうれしく思うと同時に、これからもご満足いただけるものを
並べていけるようにがんばろう!と気合いが入ります。

私がアンティーク好きになったのは、やはりフランスでの経験が
かなり影響を与えたからだと思っています。

私は高校生の時に1年間、フランスに留学をしていました。

最初はフランス語もほとんどわからず、
ひょんなことからパリではなく片田舎に暮らしていたこともあり
まわりは日本語はおろか英語もほとんどしゃべれない人ばかり。
メールも今のように自由に打てる環境ではなかったので
週に1度、ローマ字でがんばって家族にメールを送り、
近況をやりとりするくらいしか、日本との接点がない状態でした。

そんな1年間、どこで暮らしていたのかと言いますと、
じつは現地のホストファミリーにお世話になっていたのです。

それも合計4軒も!

家族構成やおうちの大きさ、ライフスタイルも全然違うお家だったので
それぞれの暮らしに発見があり、カルチャーショックもあり(笑)、
様々な暮らしを見れたことは、フランス文化を学ぶ上で本当に役に立ちました。


そんな中、4軒の家族どこにも共通していたこと。
それが「古いものを大切に使う」ということでした。


例えばフランス人はお家を丸ごと自分の手でリフォームします。
文字通り、丸ごとです。
ペンキを塗るなんて序の口。下手したら柱組みまで自分たちでやります。
「新しいお家立てたほうが早いんじゃ…?」と思っていましたが、
ある日ホストママとその話をしていた時に、
「家にはそこに住んできた人たちの歴史があって、
 それをどういう形でも引き継いで使っていけるのって素敵だと思うのよね」
という言葉を口にしていて、なんて情緒深い文化なんだろうと感心したのを覚えています。

日本だと、地震やこれまでの戦争でなかなか古いものが残りづらい環境にあったと思います。

そんな中、フランスは中世の街並みがそのまま残っているような国です。
古い時代に使われたいたものがたくさん残っていますし、
それが生活の中で脈々と受け継がれていっているからこそ
アンティーク大国になっていったんだろうなと思います。

私がフランスのアンティークで好きなところは、
アンティークだからといって大事にしすぎないところ。
飾り物ではなく、生活の中に自然と取り入れていて、
素敵なフラワーベースだなぁと思って後で聞いたら
「もう200年くらい使われている古いものよ」なんて言われる。
そんなびっくりなことが度々起こる国なのです(笑)

だから蚤の市に買い付けに行くと、
「ちょうどフォークでいいのを探してたからいただいていくわ」
といってパリジェンヌのマダムが1930年代に作られた銀製のカトラリーを
さらっと買っていく、なんて光景を良く見かけて、
そのたびにかっこいいな、と思ってしまうわけです。

とはいえ日本人の私にとって、繊細な作りと美しいデザインの
フレンチアンティークは最高の宝物。
私の場合、「使う」というよりはコレクションとしてたまに眺めてほくそ笑むという
非常にマニアックなことをしてしまいます(笑)
(アンティーク好きな方の中にはわかってくださる方もいると信じています…!笑)

日常使いする、ただただ大切にして眺める。
どちらの楽しみ方ができるのも、アンティークの良いところ。

フランスに買い付けに行ける機会も早々簡単にはないですが、
だからこそ一回一回の買い付けで、心がときめく素敵なアンティークを
じっくり選んで日本に連れて帰りたいなと思っています。



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パリの蚤の市で買い付けたかわいいフルーツ柄のラベルは
左上のラズベリー柄がお嫁に行ったので、残り2点となりました。
他の2つも数あるラベルの中から一生懸命に選んだものです。
アンティークだからと言ってこだわらずにインテリアとして使うもよし、
コレクションに加えてただただ愛でるもよし!(笑)
ぜひチェックしてくださいね。



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